焦る必要ないよ!!大卒フリーター女性に贈る言葉
嫁の妹さんが大卒ですが、会社を辞めてフリーターになってしまいました。
自分自身がフリーターだったので、フリーターだからといってその人に対する印象や評価?は特に変わらないのですが、フリーターになってしまったことに対して心配をしていました。
心配といっても、経済的余裕がなくなるとか、結婚が遠のくとか、そういう心配ではなく、フリーターであることに対して自分自身を責めたり、不安になったりしてしまっていないかとても心配していました。
フリーターでもいい理由でも紹介していますが、フリーターというだけで特にいい、悪いということは決めつけることはできません。
真面目で、周りの人に優しく、責任感があるタイプの女性は、特にフリーターという地位に不安や焦りを多く抱えている印象を感じます。私自身も女性ではないですが、比較的真面目な性格で、フリーターだった頃はどこか劣等感を抱えていました。
もっと言えば、焦りや不安から自分自身、世の中で役に立たないとか、生きる意味が分からなくなったり、自暴自棄になってしまってはダメです。そうなる気持は凄く分かりますけどね。自分自身、就職活動がうまくいかず、(ご活躍)お祈りメールが沢山きたときは、自暴自棄になりかけましたしね。
そんなわけで、今回は大卒フリーター女性が劣等感を感じることも、焦りを感じることも必要ないんだよ、という理由について記載していきます。
1、20代ならフリーターから正社員になるチャンスは沢山ある
少子高齢化の時代で、働ける若い人口がどんどん減っています。さらに、国内の人口が減少することで内需が減り、国内のビジネスが難しくなってきているので、就職活動にしわ寄せがきています。
しかし、会社が事業を運営していくにあたって、人材を確保しなければならないことに変わりありません。はっきり言ってしまえば、会社や職種にこだわらなければ、フリーターから正社員になるチャンスは沢山あります。
焦って正社員になる必要はない
正社員になるチャンスは沢山あっても、焦って正社員になる必要はありません。はっきり言って、学校を卒業後に正社員でない時期があると、いい会社の正社員の就職はとても難しくなります。
焦って正社員への就職先を見つけても、それはブラック企業であり、あなたのことを使い捨てたり、過度な責任を負わせたりする会社がほとんどです。そんなところに就職してしまうよりも、フリーターでいた方がよほど人間らしい生活を送ることができます。
それにそんなブラック企業に人材を取られてしまうよりも、小さいながらコツコツ頑張っているホワイトな会社に女性が入って活躍してくれた方が世の中全体から見てもいいに決まっています。
2、正社員になれなかったり、フリーターになったのはあなたのせいではなく、世の中のせい
フリーターやニートが社会問題として、テレビや新聞、ネットなどで話題になるとネガティブな内容がほとんどです。そういう情報にばかり目を向けていると、自分自身がネガティブな存在であるような錯覚に陥ってしまいます。
正社員になれるか否かは、経済状況次第
東大卒とか、もの凄い学歴優秀な人を除けば、正社員になれるか否かは会社を取り巻く経済状況に影響を大きく受けます。リーマンショック後に正社員になれなかった人でも、その数年前からあっさり正社員になることできる能力を備えていたというのは珍しい話ではありません。
内定率は、その年の景気に左右されるからこそ、内定が取れなかった、自分の希望する会社に入社できなかったというのと本人の能力は無関係です。
決して、ホワイトな会社に一度も正社員就職したことがないからといって、自分の能力、容姿を疑う必要は全くありません。
男女平等は嘘
男女雇用機会均等法が制定されて、しばらく経ちました、安部政権は1億総活躍社会の実現を声高にアピールしています。
ですが、理想と現実には大きな隔たりがあるのが現状です。大手の企業では本当に少しずつ改善されているのが現状ですが、どこの職場にも性別による差別があるのが現状です。ここであえて、差別といったのは合理的な区別を超えたものがまかり通っているからです。
私が就職活動をしようとして、人材紹介会社に登録しようとしたら、この会社に面接を申し込もうとして、うちに登録しようとしているなら、やめておいた方がいいですよと言われました。
その理由を尋ねると、求人情報には実際には特に記載されていませんが、男性の応募はお断りして、女性のみの募集だけだったそうです。これは明らかに男女雇用機会均等法に違反していますが、実際には世の中そういうことがまかり通ってしまいます。
そして、女性が活躍している職種(看護師、客室乗務員など)もありますが、世の中の多くの仕事で男が活躍している仕事が多いです。これは決して女性が能力が低いということはでなく、それまで女性は結婚して家庭を守るべきという古い観念が社会全体を支配していたことから、会社に女性の活躍できる場を提供するノウハウが育たなかったからです。
大きな企業でも、女性の活躍は難しいです。実際に、豊田自動車も初の女性役員もあっという間にいなくなってしまいましたね。女性が会社で活躍するのがいかに難しいか、男の私には想像もできません。
でも、これからの時代の流れとして、女性が活躍しやすい環境が整ってくると確信しています。逆に言うと、今後使えない男よりも女性が活躍できるし、逆に言うと女性も男性と同様に会社で期待され、プレッシャーを感じる立場に置かれることを意味します。
話がかなり脱線しましたが、要するに大卒女性がフリーターから正社員就職できないのは、能力などではなく、古い会社の体質によってもたらされているものだから、自分自身を責めなくても大丈夫ということです。
3、あなたの魅力は、正社員、フリーターという肩書によって変わらない
正社員、フリーターという肩書によって左右されるものは、ごくわずかです。確かに、結婚する相手がフリーターだからという理由で嫌悪感を抱く人もいるでしょう。結婚する当事者ではなく、両親がフリーターという肩書自体に囚われて、その人の評価を正しく行えないこともあるでしょう。
でも、正社員、フリーターって肩書だけで、その人を評価することは誰にもできません。なぜなら、正社員、フリーターにも色々なタイプがあるからです。
例えば、自分を酷使してもしがみつかなければならないブラック企業の正社員と、20代でフリーターをしながら、資格試験や自分の資産価値を高めるような訓練をしている人もいます。
はっきり言って、正社員、フリーターという肩書は、特に意味はありません。ただ、日本社会で正社員が減り、フリーターが増加しているから、社会保険の問題で問題視されているだけであって、フリーターをしていること自体が問題視されるべきではないのです。
もし、フリーターだからという理由で、結婚を渋るような相手なら別れてしまった方がましです。結婚に限らず、正社員とフリーターとでは会社での法律的地位が異なり、解雇されにくいというのもありますが、ブラック企業に解雇されにくいという状態が続いてうれしいですか?
20代なら、フリーターから正社員になるチャンスは沢山あるので、大卒でフリーターであっても焦る必要ありません。
まとめ
大卒のフリーター女性が全く焦る必要がない理由を解説してきました。
それでも、フリーターであることに不安や、嫌気がさすこともあることもあるでしょう。まずは、焦らずじっくり情報収集をしてもいいんじゃないでしょうか。ネットで、フリーターから正社員になるのはとても難しいとか、一度正社員から外れたら人生終わりみたいな情報には惑わされないで下さい。
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